エンドロールの持ち込み料が20万円かかるって本当!?持ち込み料の値下げ交渉ってできるの?
こんな事がありました。(2014年の実話です)
とあるホテルさんで披露宴をあげるお客さまがシネマチック(弊社)に打ち合わせに来られました。
    
    シネマチックのクッションパスというエンドロールをどうしてもやりたいと言うことで
    お申し込みをいただきました。
  
(株)シネマチックのエンドロール・「クッションパス」
数日後、BGMの相談や当日の進行のお話を聞きたくてご連絡をしたところ、
    「持ち込み料がかかるのでキャンセルにしてほしい」とのことでした。
    クッションパスのエンドロールは弊社特有の演出が入っているエンドロールで、会場の方では扱いはないそうなのです。
    お客様がご希望されているなら、叶えてあげたいと思い、少しですがお値引きしましょうかとお話したところ、
    
    「会場でお願いする場合のエンドロールは20万ぐらいなのです。御社の12万円のエンドロールを持ち込むと持ち込み料だけで20万かかると言われました。合計で30万以上になっちゃうので、いくら値引いてもらってもちょっと厳しいです。」
    
    という返答でした。
  
なんと持ち込み料20万円!
  
    いくらなんでも高すぎますね。
    持ち込まないでね。と言っているようなものです。
    
    同じような商品ならばまだしもクッションパスのエンドロールは会場では扱っていない特殊な演出が入った映像商品。
    それを持ち込めないというのはちょっと考え方としておかしいのではないかと思いますよね。
    持ち込みカメラマンについて、ちょっと残念に思った一件でした。
    
    まぁ会場によっていろいろな考えがあるのでしょう。
    
    その他にも、私たちが対応させていただいたお客様がいらっしゃいますのでいくつか例をあげてみますね。
  
カメラマン持ち込みにかかる持ち込み規制とその対応の例
(弊社でご対応した、過去のお客様の回答となります。)
【会場】持ち込み料金が20万円かかる
【結果】持ち込みを諦めた。
【会場】カメラマンの持ち込みは原則としてお断りしている
【結果】カメラマン一人をゲストとして参列してもらった(ゲスト一名分の金額アップ)
【会場】カメラマン1名に付き、持ち込み料金5万円かかる。
【結果】カメラマン+編集マンの持ち込み料金10万円になるところを半額の5万円にしてもらった。トータルは安くなり、お気に入りの物に仕上がった。
会場】持ち込み料は3万円、撮影制限として「ブライズルーム、写真室内の撮影は禁止、チャペルは着席での撮影」
【結果】持ち込みのプロフィールムービーも頼んでいたので、映像関係の金額のトータルはかなり安くなった。
【会場】持ち込み料はかからず、撮影制限も全くない
【結果】持ち込みカメラマンで対応したので、ステキなエンドロールを作ってもらえた。(初めはプランナーは残念がっていましたが。。。)
  カメラマンを持ち込みする場合のメリットとデメリット
持ち込みカメラマンにした場合
メリット
- 安く済む場合が多い
 - 気に入った会社、気に入ったカメラマンのテイストで撮影してもらえる
 - 披露宴後、すぐにインターネットにアップしてくれるから、その日の夜にすぐスマホで楽しめる(対応してくれる会社の場合)
 - 会場のカメラマンは決まった撮影を毎週のように撮影しているので、気合いを入れて撮影をしてくれないことが多いが、持ち込みカメラマンは新鮮な気持ちで撮影に入るので、良いアングル、良い表情を常に探して良い映像を作れる可能性が高い。
 
持ち込み料が3万円程度の場合でも会場で頼むより安い場合がある
デメリット
- 式場によっては撮影制限があり、お支度のシーンが撮れなかったり、チャペルを動いて撮影出来ない場合があるようです。
 - 持ち込み料高い場合はトータル金額が高くなる場合がある。
 
エンドロール上映はしたい。。。結局どうすればいいの?
結局は二人の考え方を大事に決めるのが良いと言うことになります。
  二人の結婚式全体に対する考え方ももちろんですが、結婚式披露宴の最後の演出
    エンドロールをどれぐらい大事に考えているかで答えはでるはず。
とにかく予算重視の場合
  
    一番安いエンドロール撮影業者を探して、持ち込み料やプロジェクタ使用料との合算で1番安くなる業者、方法を選びましょう。
    
    さらに持ち込み料がもうちょっと安くならないか交渉してみましょう。
    
    また、当日の撮影のエンドロールではなく事前に作っておいて上映するタイプのエンドロールを選ぶのも良いかと思います。
  
ゲストの満足度を優先したい場合
  
    ほとんどのゲストは過去にどこかの式場で一度はエンドロールをみて体験しているはず。
    映像が氾濫している昨今、だれもが映像の質には敏感になっているのではないでしょうか。
    エンドロールは披露宴のフィナーレを飾る演出です。
    今日は楽しかったね、いい式だったねと思えるような、
    二人らしさ溢れる映像、ゲストの楽しい表情たっぷりな映像が流せる業者を選びましょう。
  
自分たちの手元に残る大切な映像を特別なものにしたい
    会場のエンドロールのサンプル映像と他の業者のサンプル映像を見比べて、良さそうだと思ったものを選びましょう。いろいろな会社がありますので、迷ってしまうかもしれませんね。
    「良い」の基準は様々で人それぞれです。
    自分たちの基準で良いなぁと思ったものを選ぶことが正解なのです。
  
当日来られなかったゲストに当日の様子を早く見せてあげたい
  
    エンドロール映像を早めにインターネット上にアップしてくれる業者があります。
    そちらの映像会社を選びましょう。
  
プランナーさんとの関係やその会社の考え方を大事にしたい場合
  二人が信頼できるプランナーさんならば、きっとそのパートナー企業のカメラマンさんも会場や結婚式への思いも共有できている、いいカメラマンさんでしょう。一度カメラマンさんとお会いしてお話しを聞いて見ると良いでしょう。
    サンプル映像をみせてもらって気に入らない場合は、お気に入りの映像をカメラマンさんに見せてみましょう。
    きっといい答えを考えてくれるはず。
持ち込み料が高すぎる場合
  
    冒頭の実話のように、持ち込み料が20万円ともなると。。。
    どんなにお気に入りの映像を作ってくれる業者やカメラマンを見つけても合計金額は相当なものになってきます。
    そんな時は
  
- ダメ元でなんとか持ち込み料を安くしてくれないかと懇願する。
 - 料理やその他の演出の金額を抑えて、予算内になるよう調整する。
 - 金額よりやりたい映像を重視して、持ち込み料をきっちり支払う。
 
という選択肢が考えられます。
プランナーさんに持ち込み禁止と言われた場合
  ちょっと乱暴な進め方と思われるかもしれませんが。。。
- 気に入った映像をみせて「この映像を作りたいんだ」とプランナーさんに見せてみる。 これを作って欲しいのです、とお願いする。
 - 「できない」という返事が返ってきてしまったら 「カメラマンをやっている友人を、ゲストとして招待してエンドロールを作ってもらうことは可能ですか?」と聞く。
 - 「それならOK」という返事があれば 映像会社に問い合わせ、カメラマンと会って小一時間お話しして、「友人になる」(^ ^)
 - 当日はその新しい友人に参列してもらいながら、撮影、編集をしてもらう。
 
ワンポイントアドバイス
結婚式撮影は、映画やドラマと全く違って、筋書き通りに被写体が表情を作ってくれません。
    実際に撮影するカメラマンが結婚式の流れを知っているか、感動するポイントを知っているか。そして、結婚式というものが好きかどうかが一番大事なところではないでしょうか。
    現場でいつもワクワクしていて撮影を楽しんでやっているような人と出会えると良いですね。
  
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